こんにちは、あとさんです。
今回はレーン戦で超重要となるウェーブコントロール(プッシュ・プル・フリーズウェーブ)について詳しく解説していきます。トップ、ミッドレーンでは非常に重要です。
ウェーブのコントロール方法を知っている人と知っていない人では非常に大きな差ができます。分かりやすく解説していきますので、ぜひ覚えていってください。
目次
ウェーブコントロールとは?
まずウェーブコントロールが何かについて解説していきます。
ウェーブコントロールとは一言で表すと「ミニオンの数を調整する」ことです。
ミニオンは毎回4体ほどの集団になってやってきます。そしてレーンに集まったミニオンを攻撃しないと、また追加のミニオンがやってきて、より大きなミニオンの集団ができます。
自分のミニオンの数が敵より多くなるとどんどん敵のタワーの方にミニオンが進んでいきます。また、敵のミニオンの方が多いなら自分のタワーの方にどんどん敵のミニオンが来ます。
ミニオン全体の数をコントロールし、好きな位置で集団を止めたり動かしたりすることをウェーブコントロールと言います。
ここからはプッシュウェーブ、プルウェーブ、フリーズウェーブの3つのウェーブの作り方やメリット、デメリットについて解説していきます。
プッシュウェーブとは
まずはプッシュウェーブについて話していきます。
プッシュウェーブとは、自分のミニオンの方が敵より多い状況のことをいいます。本来プッシュはミニオンを攻撃して相手のタワーに自分のミニオンを押し付けることを意味します。

プッシュウェーブはプルウェーブやフリーズウェーブよりメリットが多く、マッチアップ次第では先にプッシュできた方がレーンの主導権を握ることができます。
そんなプッシュウェーブのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
プッシュウェーブのメリット
プッシュウェーブのメリットは色々ありますが、まとめてみると以下の通りです。
- レベル先行ができる
- 敵へのミニオンシャワーが大きくなる
- ミニオンのCSを取りやすい
- タワーに押し付けてリコールできる
- 他レーンに圧がかけれる
といったメリットがあります。プッシュウェーブのメリットというよりプッシュのメリットになってしまいました。とりあえず、一つづつ解説していきます。
レベル先行とは相手より先にレベルが上がることです。最初の1レベルから2レベルに上がるタイミングは非常に大切です。相手がレベル1のタイミングで自分がレベル2に先になったなら、チャンピオンによりますがダメージトレードは確実に勝てるでしょう。
レベル先行を生かしてHPで有利を作れたらその後のレーンの主導権は握ったと言っていいでしょう。
プッシュウェーブになると自分のミニオンの方が多いため、相手に与えるミニオンシャワーの威力が大きくなります。

ここで言うミニオンシャワーはミニオンがチャンピオンに与えるダメージの事です。たくさんのミニオンから攻撃を受けたらシャワーみたいになるからこの名前です。
敵チャンピオンに攻撃(範囲攻撃スキルを除く)をするとミニオンは攻撃したチャンピオンに狙いを定めます。なのでプッシュウェーブの時は殴り合いが非常に強くなります。
レベル先行やミニオンシャワーのなどの理由ですべてのミニオンに触ることができるのでCSが取りやすいです。一方相手はミニオンに触れないのでCSが取れません。
また、大量のミニオンをタワーに押し付ければ次は相手のプッシュウェーブになります。その間を使ってリコールするのがベストです。

そしてプッシュの一番のメリットは他レーンに圧をかけられることです。
相手ジャングルの位置を特定したり、ローム(他レーンにガンクに行く)したりと様々な行動が起こせます。ミッドレーンはこの動きが特に重要です。
プッシュウェーブのデメリット
続いてプッシュウェーブのデメリットです。
僕は大きく3つのデメリットがあると思います。それがこちら。
- ガンクを受けやすい
- ガンクを仕掛けにくい
- HPが低い時のプッシュウェーブは地獄
プッシュウェーブの時は大体ミニオンの位置が敵のタワー側に近いのでガンクを受けやすかったり、仕掛けにくかったりします。
プッシュウェーブの時はワードを置いて視界を確保しておきましょう。
プッシュウェーブの中でも、相手にプッシュウェーブにさせられた場合が最悪です。
HPが低かったり、レベルやアイテム差があるときにプッシュウェーブになると地獄です。基本的にミニオンウェーブが大量に自分のタワーに押し付けられたりしたときになります。
そうなったらCSを取らずに経験値を吸うか、一度リコールするか、jgを呼んでヘルプをもらうようにしましょう。
おまけ:2種類のプッシュ方法
おまけで2種類のプッシュの方法について話しておきます。
一つ目は相手のミニオンをひたすら攻撃して一気にプッシュする方法。2つ目はCSを取るときだけミニオンに攻撃してゆっくりプッシュする方法です。
一つ目は急いで他レーンに移動したいときやリコールする時によく使います。プッシュ時間が短いのでガンクを受けにくいです。
2つ目は相手のプッシュウェーブにさせるために大量のミニオンを押し付ける時などに使います。序盤が弱いチャンピオンにプッシュウェーブを強要させ、いじめる時はぜひ意識してみましょう。
プルウェーブとは
お次はプルウェーブについて解説していきます。
プルウェーブはプッシュウェーブと反対で敵ミニオンが多い状態の事を言います。

プルウェーブは相手がプッシュしない限りなかなか作ることができません。メリットもプッシュに比べたら少ないですが、一部のチャンピオンでは大きな効果を発揮します。
それではメリットとデメリットを見ていきましょう。
プルウェーブのメリット
プルウェーブのメリットは以下の通りです。
- タワー下で安全にファームができる
- ロングチェイスで相手と戦える
- 相手にガンクが決まりやすい
- ガンクを避けやすい
- フリーズさせれば相手を苦しめられる
プルウェーブはナサスやケイルなどといった序盤が弱いチャンピオンがタワー下でファームをするのに有効です。最初のCSは少し捨てて相手にウェーブを押させるのが大事。
また、ダリウスやフィオラといった長い距離を使って戦うチャンピオンはプルウェーブにして一度戦える状況を作るのも大事です。
レーンを引いているので相手からのガンクは受けにくく、味方のガンクが決まりやすくなります。
そしてプルウェーブを少しいじるとフリーズウェーブという相手をいじめられるレーンが完成します。その説明は後ほど。
プルウェーブのデメリット
次にデメリット。これが結構大きいです。
- 序盤はいくつかのCSは捨てなければならない
- 味方のヘルプによれない
- タワーダイブを決められやすい
CSを捨てるのは序盤弱いチャンピオンがHPを減らさないためなのでこれは仕方ないですね。
プルウェーブ最大の弱点は味方のヘルプに寄れないことです。jgが敵に挟まれていたとしてもその頃はタワー下でファームを食べるしかありません。
ヘルプによればミニオンがすべて消えるという最悪の状況になってしまいます。これがプルウェーブのつらいところ。
また、大量のミニオンを押し付けられると敵jgが来てタワーダイブを決められる可能性があります。タワーダイブで死ぬとミニオンも消えるのでレーン戦が終わったと言っても過言ではないでしょう。
これらがプルウェーブの弱点です。とにかくタワーダイブだけはされたくないのでできるだけ高ヘルスを保っておきたいです。
プルウェーブにする方法
プルウェーブにするにはいろんな方法があります。
- ミニオンに攻撃しない
- 敵チャンピオンから攻撃をもらう
- 大量のミニオンウェーブを押し付ける
- 敵チャンピオンに攻撃し続けない
特に意識するのが難しいのが一番下の敵チャンピオンを攻撃し続けないということ。
これはミニオンアグロをもらうと逆にミニオンウェーブを押すことになってしまうからです。
序盤耐えないといけないケイルなどのチャンピオンが敵を殴れるからといってハラスをしているとウェーブがどんどん前に行きます。そこだけ意識しましょう。
ハラスは自分のミニオンが減りプルウェーブが確定してからしましょう。
フリーズウェーブとは
最後にプルウェーブの派生版であるフリーズウェーブについて話します。
フリーズウェーブはプルウェーブで自分のタワーの方に敵のミニオンを寄せて、そこからミニオンの数を調整し、ずっとウェーブを止め続けることです。

一度ソロキルなどで有利を作ってからフリーズウェーブを作ると相手がずっとCSをとれない状況を作ることができます。相手はjgを呼ばない限りどうすることもできません。
もし相手がロームしたなら一気にプッシュしてタワーまで押し付けましょう。
フリーズウェーブのメリットは安定して育つことができることです。相手をゾーニングしてゴールド差をどんどんつけることができます。
デメリットは他のレーンのヘルプに寄りずらいことやガンクを決められると簡単に差が埋まることです。フリーズウェーブの時はワードを置いたりしてガンクは食らわないよう注意しましょう。
まとめ
今回の記事は以上です。いかがだったでしょうか。
実際自分が使っているキャラはどのウェーブでプレイすればいいのかの基準は簡単にまとめると、
- 序盤強いキャラはプッシュウェーブでレベル先行で有利を取りたい
↪一度押し付けて次はプルウェーブにしてソロキルを狙う - 序盤弱いキャラはプルウェーブでゆっくりファームしたい
↪取れるCSだけとってHPを高く保つ
という動きができたら完璧です。
序盤強いキャラを相手にするときはあまり前に出すぎない事、序盤弱いキャラを相手にするときはウェーブをプッシュせずCSを取らせないように圧をかけることが大事です。
最初から完璧にウェーブコントロールはできないので少しずつ慣れていきましょう。
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